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2016.11.27

スサノオと稲田姫の出会いの場所「鳥上地区」

日本書紀によると、鳥上あたりの土地については、

高天原を追放された須佐之男命(スサノオノミコト)は、出雲国の肥河(斐伊川)の上流の鳥髪(現・奥出雲町鳥上)に降り立った。箸が流れてきた川を上ると、美しい娘を間に老夫婦が泣いていた。その夫婦は大山津見神の子の足名椎命と手名椎命であり、娘は櫛名田比売(くしなだひめ)といった。
夫婦の娘は8人いたが、年に一度、高志から八俣遠呂智(ヤマタノオロチ)という8つの頭と8本の尾を持った巨大な怪物がやって来て娘を食べてしまう。今年も八俣遠呂智の来る時期が近付いたため、最後に残った末娘の櫛名田比売も食べられてしまうと泣いていた。

とあります。須佐之男命が、悲劇のヒロイン稲田姫と最初に出会った場所なんですね。乱暴ながらも悲劇の少女を守る神話のスーパーヒーローが鳥上地区にいたと考えると、神話も少し身近に思えますね。

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