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2016.12.1

「佐伯(八頭)」八俣大蛇(ヤマタノオロチ)が住んでいたところ

▲長者屋敷跡

エイド⑥「佐伯温泉・長寿の湯」のある佐伯地区は、古くは「八頭」と呼ばれ、「八俣大蛇(ヤマタノオロチ)」が住んでいたところと伝えられています。この地域では、伝説になぞらえ、八俣大蛇に関する地名やスポットが点在しています。

当日のコースよりもやや北に外れてしまいますが、「泉谷鏡ヶ池(MAP)」は、ヤマタノオロチ神話に登場する稲田姫(イナタヒメ)が、髪を梳く時に自分の姿を映し、髪を梳いた池であり、また、この池の水を使い八塩折の酒を造り、八俣大蛇(ヤマタノオロチ)に飲ませたと云われています。

そのすぐ北「八重垣神社跡(MAP)」の脇を登る山道を「八頭坂」といい、途中にある「八頭滝」と呼ばれる小さな滝は、八俣大蛇(ヤマタノオロチ)が休んだところとされています。現在の道路(県道)が開通するまでは仁多郡と大原郡を結ぶ交通の要所でした。

そして、八俣大蛇(ヤマタノオロチ)を退治した須佐之男命(スサノオノミコト)が稲田姫(イナタヒメ)と八重垣神社で結ばれ、参道入り口にあった松の木に髪の元結を掛けた。この松を「 元結い掛けの松(モットイの松)(MAP)」と呼ぶようになったといいます。松は巨木になって今日までに何代も生えかわり、現在の松になったのは、昭和の中頃に台風で折れ大松のあとに生えかわったもので六代目とも八代目ともいう。

近くには、稲田姫(イナタヒメ)の父親と母親である足摩稚(アシナヅチ)と手摩稚(テナヅチ)が住んでいたとされる「長者屋敷跡」があります。約二百年前までは此所に大きな白椿が植えり「連理椿」と呼んでいた。また、屋敷の側に足摩稚が植えたという小竹は、福竹とも立身竹ともいい珍しい種類である。

壮大なヤマタノオロチ神話が語り継がれる佐白の元八重垣神社周辺も訪ねてみてはいかがでしょうか。

(出典:奥出雲町奥出雲ごこち佐伯温泉・長寿の湯 以上のホームページより)
【関連情報】鏡ヶ池・八重垣神社跡(奥出雲ごこち)、元結い掛けの松・長者屋敷跡(奥出雲ごこち)

【関連施設】佐伯温泉・長寿の湯

【周辺施設】奥出雲多根自然博物館

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