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2016.11.28

出雲神話の中心、斐伊川(ひいがわ)と仁多(にた)

仁多は、もちろん仁多米の生産地です。『『出雲国風土記』では、「豊かな土地」という意味の「仁以多地(にたしきち)」と呼ばれたところから名付けられたと言われている。(Wikipedia)』その名前の通り、山間のなかで豊かな仁多米を提供してくれる「これ以上無い」豊かな土地となっています。もう一つ、『「にた」の「丹(に)」がこの地方特有の赤土を意味するとの説もある。(Wikipedia)』 とのことです。あの仁丹の「丹」ですね。

その仁多郡の真ん中を流れる斐伊川流域は古来、良質の砂鉄が採れるところで、たたら製鉄が盛んに行われてきました。そして、鉄のあるところに出雲神話があり。斐伊川流域は、まさに出雲神話の中心地です。源流の1つである船通山は、須佐之男命(スサノオノミコト)が新羅から降り立った場所、麓の鳥髪(鳥上)の地は、ヤマタノオロチ神話で知られる場所です。砂鉄のとれる場所は通常「黒(クロ)」などの文字が多いのですが、もしかしたら奥出雲町では、その色は「丹(に)=赤」だったのかもしてないですね。

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▲左手に斐伊川、奥に「奥出雲町立カルチャープラザ仁多」
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