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2016.11.25

勾玉の材料が取れたことから、その名がついた「玉峰山」

その昔、勾玉(まがたま)の材料が採れ、その勾玉を朝廷に献上していたことから玉峰山を名付けられたそうです。「出雲国風土記」では「玉峰山郡家東南十里、古老伝之、山峰在玉上神、故云玉峰」(山の峰に玉作りし社が、あったので玉峰と云う)と記され、玉造りの神が宿る信仰の山、修験者の修行の地として沢山の修行僧が精神鍛錬に励んだそうです

そんな玉峰山のすぐそばでは、修行の中で出来た擦り傷・切り傷などを癒すために亀嵩温泉が麓に湧き出し、修行僧を始め庶民に、湯治・薬湯として親しまれたそうです。その温泉を引いて、気軽に温泉入浴が楽しめるのが現在の玉峰山荘なんですよ。

また一方、出雲神話では「イザナミ命(みこと)」が、日本で初めて植樹をしたと云われ、植林発祥の山とも云われています。

玉峰山は標高が820mと、他の山に比べ標高が低いことから、気軽に登山が楽しめる山として人気で、山頂までは約1時間ほどで、2時間ちょっとで往復できますよ。変った姿の岩々に、登山道から覗ける滝の姿が一番の魅力です。皆さんも一度登ってみませんか?

100kmコースで周辺を走る頃は、朝の7時頃。走路からもその山頂を見ることが出来ますので、朝の気持ちいい時間に是非ともご覧下さい。

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