今回、新たにコース設定した福頼（ふくより）・蔵屋（くらや）棚田コースは、国の重要文化的景観に指定された区域です。

約１４００年前から続くたたら製鉄の営みによって作り出された美しい棚田景観です。たたら製鉄では、鉄を生み出すために砂鉄を使います。その砂鉄の採取は、山肌を切り崩し水路に土砂を流し砂鉄を採取する「かん鉄ななが穴流し」と呼ばれる方法で古くから行なわれてきました。その跡地は、悠久の月日を掛け、棚田として再整備され、全国ブランドの「仁多米」の温床となり、現代まで受け継がれています。そんな奥出雲の人々の営みの中を走り抜けて頂きます。そして、出雲神話発祥の地「船通山」を峠から目前にすることができるスポットもあります。天候がよければ船通山からの日の出を臨むことも出来るでしょう。